Slony-Iはバージョンの違うPostgreSQL同士のレプリケーションが可能です。
この機能を利用することでPostgreSQL8.4→PostgreSQL9.0とかにDB無停止でバージョンアップを行うことが出来ます。
ただ、PostgreSQLのバージョンは違っても問題ないのですが、
Slony-Iのバージョンはマスターとスレーブで一致していないとレプリケーション出来ません。
いつもPostgreSQLとSlonyの対応バージョン関係についていつも忘れるのでメモ。
Slonyバージョン | 対応PostgreSQLバージョン |
---|---|
Slony-I 1.0, 1.1 | PostgreSQL7.3.x series |
Slony-I 1.2 | PostgreSQL 7.4, 8.0, 8.1, 8.2, 8.3 and 8.4 |
Slony-I 2.0 | PostgreSQL 8.3.x, 8.4.x and it has been built and tested against 9.0 beta2. |
http://slony.info/downloads/2.1/source/slony1-2.1.1.tar.bz2内の「INSTALL」より抜粋
例えば、既にSlony-I 2.0が動いているスレーブDB環境がある場合、
そこに新たにPostgreSQL8.2(Slony-I 1.2)のDBをレプリケーションさせようとしてもSlonyのバージョンが違う為、レプリケーション構成は組めません。
(※よく調べてないけど設定次第で異なるバージョンでもレプリケーション出来るのかな?)